水道水で効果ある「うがい」とくに寝る前のうがいは入念に

口腔ケア
 コロナウイルス感染が拡大していて、手洗い、うがい、消毒を念入りにしていますが、昔から風邪の予防法として、手洗いやマスクと並び、「うがい」が勧められます。
水を口に含み、ガラガラとのどを鳴らして吐き出す、「うがい」実際には、どれほどの効果があるのか京都大の川村孝教授(予防医学)が、海外からの来客や留学生に会う度に、うがいの習慣があるか尋ねてまわったそうです。

でも、うがいを習慣にしている人はいなかった。

引用元:http://htech-lab.co.jp/htech-assets/pdf/covid19_kawamura200518.pdf

海外の科学論文も探してみたが、うがいの効果を検証したものは見つからなかったので、教授自身が調べた結果をまとめて、2005年に論文を発表されました。

健康な18~65歳の男女387人を
「水でうがいする」
「ヨード液でうがいする」
「うがいを積極的にはしない」
の3グループに分け、60日間追跡

その結果、水うがいグループは、うがいをしないグループに比べ、
風邪(上気道炎)の発症が約4割少なかった。
ヨード液の効果は水ほどではなかった。

水うがいが風邪を予防する効果は実証された!

一方、インフルエンザの予防については、発症数が少なかったため、うがいの効果がはっきりしなかった。

川村教授がすすめる方法は、
1回10~15秒を目安に3回繰り返す。最初は口の中のほこりなどゴミを出すイメージで。
1日に2~3回、歯磨きと一緒にやれば習慣化しやすい。

使うのは、水道水で十分
ヨード液など使わなくては!と用意することもありません。
「睡眠中は口の中の細菌が増えやすいので、とくに寝る前のうがいは入念に」と助言しています。

私は、朝起きたとき、口の中をすすいで、うがいをしていましたが、夜、寝る前に念入りにうがいをするといいのですね!うがいをしようと思うと、まずうがい薬を買って来なくては・・・と思いがちですが、水道水で十分なのですね!

また、岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は
「うがいは、安くて簡単で、害もない。口の中を清潔に保つことは、
高齢者では誤嚥性(ごえんせい)肺炎を防ぐうえでも意味がある

高齢になると、飲み物を飲み込むとき、ちょっとした瞬間に、咽て苦しくなることがあります。
間違って、器官の方へ液体が入ったら大変(-_-;)

そのような誤嚥性肺炎の予防にも、うがいが役に立つのですね!

あさイチで放送の全力5秒うがい

2021年11月16日のあさイチで放送されていました。

全力5秒うがいは、口の中の菌を大幅に減らすことができるそうです。

nhk_asaichiのインスタでも鈴木奈穂子アナが全力5秒うがいのやり方を紹介しています。

やり方は

1.水を少量(30ml)ほどを水を口に含みます。
その水で、口の中の空気とかき混ぜるようにうがいをすると効果的。

2.口に水をふくんだら、頭の中で5秒間数えながら全力で舌を前後に動かして
ブクブクうがいをします。

3.そのあと、上を向いて5秒間ガラガラうがいをする。

ブクブク&ガラガラを3回繰り返す、

※3回繰り返すと口の中がきれいになり、口周りの筋肉が鍛えられ口呼吸の対策にもなります。

口周りの筋肉が鍛えられると口が自然と開くのを防ぐ効果が期待できます。

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